バラフェスティバルの会期は4月29日から 6月30日まで。入園料は一般150円。(詳細は、文末に貼ったサイトよりご確認ください。)
5月1日開園時刻に来園。昨春は5月3日時点で見頃でしたが、今春は開花が大分遅れているようです。

長期間に亘る外壁改修工事が完了し、洋館の全貌が現れました。

開園直後とあって、来園者の写り込みを容易に回避することができました。

園内の殆どのバラはまだ蕾です。その中で、開花期を迎えた品種、迎えようとしている品種を幾つかご紹介しましょう。尚、青色の文字で表記した箇所はキャプションより(一部)引用しました。
カクテル 1957 フランス 花弁の中心の黄色と情熱的な赤のコントラストが美しい一重のバラ。

咲き揃っていたのは、この品種だけ。花弁の正面を一様に外へ向けているように見えます。


リオ・サンバ 1993 アメリカ 鮮やかなオレンジの花が次々咲く様子はカーニバルのよう。開花につれ花色が変わります。

華やかです。本番はこれから。
カーディナル 1985 ドイツ バラの赤色の「基準」となっているバラです。

バラの赤色の「基準」なるものが存在するのですね。正統派の赤、ということですか。
ヘルムート・シュミット 1979 ドイツ 花名は作出当時の西ドイツ首相の名前です。

黄色のバラも魅力的です。男性は黄バラに例えられることが多いような…。
カトリーヌ・ドゥヌーブ 1981 フランス 上品なオレンジの花色、整った花形、気品あふれる香りは、その名を冠したフランスの名女優そのもの。

この女優さんの名前は昔、メディアで頻繁に取り上げられたように記憶しています。
万葉 1988 日本 万葉のロマンをイメージした花です。


全体的にまだまだ蕾が固い段階。
スブニール・ドゥ・アンネフランク 1960 ベルギー 愛と平和への祈りが込められた「アンネフランクの形見」のバラです。オレンジ色の花は桃色や黄色に変化します。

何て可憐なバラでしょう。苛酷な生涯とは裏腹。
ナニワイバラ 中国原産 江戸時代に難波の商人によってもたらされたと言われています。

新緑の時季に相応しく、真っ白な花弁が清々しい。
日傘派ですが、昨春、来園者への注意喚起があったため、帽子を被ってバラ園内を巡りました。
![]() | 価格:10000円 |

石段を十数段下りると、テラス式のツツジ園。

綺麗に整えられています。

さらに石段を下りて日本庭園へ向かいます。

今年も新緑の季節が巡ってきましたね。

泰平 型灯籠 蕨手(笠の縁が蕨のように渦巻状に反ったもの)は角柱のようにごつごつし、竿は太く節も3つある。


雪見型灯籠 この灯籠は水辺によく据えられ、その姿が水面に浮いて見える「浮見」と点灯時にその灯が浮いて見える「浮灯」が「雪見」に変化したとする見方がある。


濡鷺 型灯籠 傘が厚く、むくり(反り)は無い。

十五層塔 その語源はスツーバ(積み重ね)からきていて、現地では仏塔の一種として信仰を集めている…


崩石積 これは京都で発達した伝統的な工法である。石と石が噛み合って崩れそうで崩れない姿が美しいとされる。当庭園においても七代目小川治兵衛の力作となっている。

書庫 明治43年に築地の古河本邸に建設されたものが移築されたとされており、煉瓦造石積みに入母屋屋根を架けた和洋折衷の外観となっています。

ぐるっと巡りました。

展望台から眼下のバラ園を撮影。

開花が昨春より1週間〜10日間、遅れているように感じました。見頃は連休明けかな。
5月9日〜11日・16日〜18日は、通常より1時間早く8時開園とのことです。
