東京都庭園美術館で建物公開中。《あかり、ともるとき》を鑑賞。(2024年/秋)

展覧会

冒頭の写真は《本館エントランスホール》です。

9月14日より11月10日まで建物公開展《あかり、ともるとき》が開催されています。原則的に日時指定予約制。観覧料は一般1,000円。私はチケット売場で『ぐるっとパス』を呈示してチケットを受け取り、本館へ向かいました。

本館

受付を終えて館内へ。沢山の来館者が行き交っています。シンボリックな《香水塔》が視界に入ってきました。窓のカーテンが開け放たれている点も、本展の特徴の一つ。

次室《香水塔》
小客室《テーブル・ランプ》レイモン・シュブ 1922年頃
大広間の天井照明
《蓋付壺 ラパンNo.21》アンリ・ラパン 1925年
大客室の壁の装飾
大客室《テーブル・ランプ》傘/ドーム、スタンド/ルイ・カトナ。1925年頃
大食堂のシャンデリア《パイナップルとざくろ》    ルネ・ラリック 中央:30灯用、両端:22灯用

来館者の8割方が女性のためか、大食堂は一際賑わっていました。(空いたタイミングで撮影)

大食堂《サイドボード》レイモン・シュブ 1920−30年代

喫煙室だった部屋にはポスター等が展示されています。

《現代装飾美術・産業美術国際博覧会ポスター》シャルル・ルーポ 1925年
《射手》ジャン・デュパ 1931年

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二階へ向かいます。階段踊り場から撮影。

凝ったデザインの手すり

“二階の各室の照明は宮内省内匠寮が手がけた国産品で、この部屋にも艶消し加工を施したガラスを用いた照明が設置されています。それぞれの場所に合わせて趣向を凝らした異なるデザインの照明器具が製作され、朝香宮邸の見どころの一つとなっています。”(若宮寝室のキャプションより一部引用)

若宮寝室の天井照明
合の間の天井照明
若宮居間の天井照明
書庫

“二階のうち、殿下居間とこの書斎の二部屋はアンリ・ラパンが内装を担当しました。書斎は正方形の部屋の四隅に飾り棚を設置することにより、室内が円形に見えるよう仕上げています。(中略)アールデコ様式の机は、太陽の光の下で時間を選ばずに作業ができるようにと回転する仕組みで、機能的なデザインとなっています。(書斎のキャプションより一部引用)

書斎
書斎を別の角度から

なるほど、円形の部屋に見えますね。カーテンを開けた状態で重要文化財を拝見する機会は滅多にありません。日射しが降り注ぐ明るい書斎であることが判ります。

殿下居間
殿下居間の天井照明
殿下寝室の天井照明

“殿下と妃殿下の寝室の間にあるこの浴室は、主に殿下が使用した浴室といわれています。朝香宮邸では他に姫宮用の第二浴室、若宮用の第三浴室がありました。”(第一浴室のキャプションより一部引用)

第一浴室

贅を凝らした照明器具や調度品を鑑賞した後、この簡素な浴室を拝見すると部屋とのギャップを大いに感じます。

妃殿下寝室の昇降機付照明

昇降機付照明器具は初見です。当時、妃殿下は高さを調節して使用されたのでしょうか。

ベランダの天井照明
妃殿下居間の天井照明
姫宮寝室
姫宮寝室の天井照明
姫宮居間
姫宮居間のパイプペンダント照明

三階へ。ウインターガーデンへの入室は人数制限(定員制=9名)が設けられています。

“ウインターガーデンは温室として屋上階に設けられました。(中略)市松模様に黒色と白色の石を敷き詰めた床は人造大理石、腰壁には国産大理石を使用しています。(中略)ガラス窓に囲まれ、季節を問わず日当たりが良い格好の場所です。”(ウインターガーデンのキャプションより一部引用)

ウインターガーデン

人造大理石を市松模様に敷き詰めた床はインパクト大です。当時の用途を知らないまま見学しました。“温室”と聞くと意外です。ミニ・コンサートでも開催されていたような雰囲気も持つ空間です。

一階まで下ります。

小食堂の天井照明

以上、本年の建物公開展コンセプトに則って“照明”を主軸にご紹介しました。本館を一通り観覧すると1時間前後。新館ギャラリーでも、独創的な照明が多数展示されています。こちらの観覧時間は20分程度かと思います。

《あかり、ともるとき》会期は11月10日まで。

建物公開2024 あかり、ともるとき | 東京都庭園美術館 | TOKYO METROPOLITAN TEIEN ART MUSEUM
本展は、1933年(昭和8)に竣工した旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)の建築としての魅力を存分にご堪能いただくため、年に一度開催している建物公開展です。

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