日本橋/重要文化財 外観を見学。徒歩で5箇所を巡る。(2025年/冬)

重要文化財

冒頭の画像は【三井本館】です。

ふと思い立って、日本橋にある重要文化財を徒歩で巡ることにしました。これら重要文化財(内部)の見学には事前予約が必要とあって、今回は外観を見学することに。

最寄駅は地下鉄(銀座線or半蔵門線)『三越前』になります。私はJR東京駅で下車し、八重洲北口から向かいました。

日本銀行本店本館         (重要文化財指定1974年)

《日銀通り》から脇道に入ると、旧館を望むことができます。南門の警備員さんに撮影の可否を伺うと「敷地内に立ち入っての撮影はできませんが、敷地外からでしたら、どうぞ」とのこと。まあ、そうなりますよね。

南門左手から望む旧館
別の角度から

見学者らしき7、8名のグループが建物に入っていくところを遠目に認めました。アーチ状の小さい扉が見学者用の入口のようです。

西門から望む旧館

角を曲がると《外堀通り》。

旧館 角の辺り

歩道を移動しながら数枚撮影。

《外堀通り》から望む旧館
《外堀通り》から望む旧館

旧館に隣接する白い建物は新館。旧館・新館の間に高い塀が聳えています。

《外堀通り》から望む旧館

新館との境目まで来たので、西門辺りまで引き返します。

本店見学 : 日本銀行 Bank of Japan

立ち止まって【三井本館】をグーグル検索。《日銀通り》を渡った先にあるようです。

三井本館             (重要文化財指定1998年)

隷書体の標札【館本井三】を拝見。歴史の重みを感じます。旧字体「館」の偏は初見。偏は何通りかあるのでしょうか。

【三井本館】標札

歩道から建物を見上げると、高さも相当なもの。

パルテノン神殿?と思うほど壮大な列柱。迫力があります。

《三井住友銀行/日本橋支店》が入居しています。

営業時間中、この荘厳な扉が解錠される場合もあるのでしょうか。

別の角度から撮影してみましょう。

この歩道を右側(手前)へ進み、交差点を左へ曲がります。

大通りに面して《三井住友信託銀行/東京中央支店・日本橋営業部》が入居しています。

英語表記の標札では「MITSUI」より「SUMITOMO」の方が先になっていますね。

名称の由来をネット検索したところ、国内では中央三井側のブランドに配慮し「三井住友」、海外では住友信託のブランドを活かす形で「Sumitomo Mitsui Trust Bank」と使い分けられていますという記述を見つけました。

三井住友信託銀行を通り過ぎると、《三井記念美術館》エントランスが視界に入ってきます。

《三井記念美術館》エントランス

自動ドアを抜けると広大なホール。見上げれば巨大な吹き抜け空間。

吹き抜けホール

ホールの左側壁面に、解説が表記されています。

■三井本館 三井合名社長三井八郎衛門高棟の命により、関東大震災で被災した旧三井本館(明治35年竣工)は建替えの決定がなされた。これを受け当時の理事長團琢磨は、「壮麗」「品位」「簡素」の三つのデザインポリシーを掲げて三井本館を建設した。(中略)

昭和4年(1929) 竣工。                平成10年(1998) 国の重要文化財に指定。

正面ホールの右手へ移動します。美しい天井です。

天井の意匠

エスカレーターを挟んで、両側にクリスマス・ツリーが飾られていました。警備員さんから撮影許可を得て撮影。

三井本館一階には《千疋屋/総本店 日本橋本店》も入居しています。

三井本館について|三井本館 Mitsui Main Building TOKYO
本サイトは、東京日本橋の名建築、三井本館の開館90周年を記念して立ち上げられました。写真家・ホンマタカシ氏による撮り下ろし写真とともに、建築史家・倉方俊輔氏によりその歴史を振り返り建物の魅力を2019年の今日的視点で切り出したコンテンツ「1...

踵を返し、【三井本館】を後にします。

三越日本橋本店 (重要文化財指定2016年)       

《江戸桜通り》を挟んで【三越日本橋本店】があります。

《国指定重要文化財》プレートを拝読。重要文化財に指定されたのが2016年7月。まだ10年経過していないことが意外でした。

威厳に満ちたライオンのブロンズ像が左右に据えられています。

ライオン像の下部には、『野生の威厳』と題した谷川俊太郎さんの詩を掲げたプレートがありました。(著作権に抵触すると困るので掲載は見送りました。)

「三越」標札

イベントが催されていたようで、スタッフを含め沢山の人が集まっていました。写り込まないよう建物上部を撮影。

国指定重要文化財

日本橋(重要文化財指定1999年)

《元標広場》越しに、見学したばかりの【三越日本橋本店】を振り返ります。手前に写る《日本橋道路元標》は複製。本物は【日本橋】の道路中央に埋め込まれているようです。

《元標広場》 

昭和42年(1967)の都電廃止に伴って、橋面中央から北西の橋詰広場に移設した「東京市道路元標」(電車の架線支持柱を兼ねた元標)も貴重な文化財としてつけたり 指定を受けています。―中央区公式サイト『広報紙コラム「区内の文化財」より』から引用―

《東京市道路元標》

往来の少ないタイミングで親柱を撮影。実際の歩道は行き交う人、人、人。

【日本橋】親柱

装飾台には《花形ランプ付方錘柱》が据えられています。手前は《獅子像》でしょうか。

《花形ランプ付方錘柱》

橋を渡りましょう。橋を半分渡った辺りに、花形ランプが複数付いた方錘柱が据えられています。両脇には麒麟の像。

《日本橋麒麟像》
《日本橋麒麟像》別の角度から
日本橋(にほんばし)

大きな交差点《日本橋》を渡り、道路の反対側へ。視界に日本橋髙島屋を捉えました。

髙島屋日本橋店            (重要文化財指定2009年)

【髙島屋日本橋店】を訪れた時は、正面ホールの展示物を撮影しています。ダイナミックな生け花が展示されることもありますが、時節柄ツリーでしょう。

華やかなツリーが見えてきました。正面に廻って撮影します。

「髙島屋」標札

再び交差点を渡り、見慣れた景観を撮影。

正面玄関側の景観
重要文化財 日本橋高島屋|日本橋タカシマヤS.C.
平成21年、高島屋日本橋店は、百貨店建築初の重要文化財の指定を受けました。その内外装や建築の変遷・概要のご紹介です。

JR東京駅を起点にして【日本銀行本店本館】〜【三井本館】〜【三越日本橋本店】〜【日本橋】〜【髙島屋日本橋店】をぐるっと巡りました。所要時間は1時間程度。

―余談― 商業施設等、寄り道スポットが沢山あり、財布の紐が緩みがちです。寄り道さえしなければ、重要文化財巡りは金欠の時も楽しめますよ。

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