公共交通機関を利用する場合、行き方は複数あります。私はJR仙石線を利用しました。JR仙台駅で乗車して18分、JR中野栄駅で下車。徒歩20分ほどで到着。

チケット売場は、石段を上がった右手。入館料は大人2,400円、シニア1,800円、中高校生1,700円、小学生1,200円。

入館しましょう。携帯していた日傘の扱いをスタッフに尋ねたら「そのままお持ちください」とのこと。

「01」から順に、セクションを設けて展示されています。印象に残った展示をランダムにご紹介しましょう。尚、青緑色の文字で表記した箇所は、会場内の解説から(一部)引用しました。
02 いのちきらめく うみ
三陸の海は、世界に誇る豊穣の海。栄養を多く含む寒流と、温かい海水を運ぶ暖流が出会う「潮目」があり、そこに多くの魚が集まります。その数なんと約800種。世界三大漁場でもあり、食材として200種を超える魚種が水揚げされています。(以下、割愛)
「潮目が変わった」という表現は日常的に使われますが、こちらの『潮目』こそ本来の用法ですね。
巨大な水槽が出現。『いのちきらめくうみ』と名付けられています。

夏休み前の平日とあって、比較的空いています。水槽に寄って写真撮影してみましょう。



この大水槽では、日に数回《 Sparkling of Life 》なるプレミアムショーが開催されるようです。最初の開催時刻(=11時)まで40分ほどあるので、先のセクションを見学することにします。

03 親潮 冷たいうみ
寒流によって栄養分が運ばれる北三陸の海。この栄養分を授かり、豊富な種類と個性豊かな生きものたちの世界が広がっています。(以下、割愛)

三陸の生きものたちの親 親潮 親潮は日本列島の太平洋側を北から南へ流れる海流です。その名前は「魚を育てる親となる潮」という意味でつけられ、小さな生きものたちに必要な栄養と酸素を多く含んでいます。(以下、割愛)
宮城県の産業重要種「マダラ」 マダラは、冷たい海を好む魚で北太平洋の水深数十メートルから数百メートルの海底に生息しています。宮城県三陸沿岸では、産卵の為 岸に寄ってくる冬場に底引き網・刺し網・延縄で大量に漁獲されます。(以下、割愛)

口ひげが印象的。魚の口ひげについて詳述しているサイトを見つけたので、リンクを貼っておきます⇓

ハダカカメガイ (前略) 巻貝の仲間で、“クリオネ”と呼ばれることが多い。体長は1〜3cmほどの小さな体で、天使のようにふわふわと泳ぐ姿が特徴。

テレビで映像を見たことはありますが、実際目にしたのは初めて。『天使』と形容されるのも納得。高倍率で撮影したかったのですが、ピンボケとなり、上手くいかず残念。

じっとしているので、タカアシガニの撮影は容易です。
04 彩り 海藻のうみ
山からの栄養が川で運ばれ、ミネラルが豊富な三陸の海。そこには、その栄養で育つ寒流の冷たい海の海藻と暖流の温かい海の海藻が彩る海藻のもりが広がっています。 (以下、別の箇所で引用)

フサギンポもじっと動かず。ひょうきんなお顔!!

チゴダラはスイスイと。

まるで寝そべるように、底に何匹も!! 不気味でした。

巨大なコンブの森に覆われて暗くなった水槽を、勝手知ったるように魚たちが泳いでいます。

(前略) 素潜りによる漁は、2000年以上の歴史をもつといわれています。伝統的な漁法となった「海女」は、明治初頭に始まりました。

05 大漁 宝のうみ
総延長で約600km続く三陸海岸の沖合に広がる青い海。そこは、海からの恩恵があふれる宝の海です。夏には暖流に乗って南の魚が、冬には寒流に乗って北の魚が来遊します。そのため、漁獲される種類、数ともに多く、世界三大漁場のひとつとして、その恩恵を受けています。(以下、割愛)
三陸沖が世界の三大漁場とは知りませんでした。





本当に、糸を引くような長いヒレを持っています。

あまりに速く泳ぐため、遠目に姿を捉えるのがやっとでした。
内湾 恵みのうみ 松島湾をはじめ、養殖に向いた静かな内湾の多い三陸の海。そこでは人の手によって様々な水産物が養殖されています。三陸の海で養殖されるものの代表がマガキ。このマガキ養殖は、自然災害によって何度も被害を受けてきましたが、その度に、生産者の努力で危機を乗り越えてきました。(以下、割愛)

この習性はどこからくるのか…。
「本養殖棚」をイメージした水槽
松島湾では、約1年でマガキは出荷されます。

牡蠣がどのように養殖されているのか、今回学ぶことができました。
「Sparkling of Life」開催時刻が迫ってきました。大水槽前まで引き返すことにします。
沢山の来館者(とりわけ家族連れ)が、プレミアム・ショーの開始を今か今かと待っています。私自身、水族館を訪ねるのは数十年振り。胸が躍ります。
02 いのちきらめく うみ
開始を告げるアナウンス。オリジナル楽曲に合わせ、大水槽内を大量のマイワシが一斉に泳ぐパフォーマンス!! その迫力に、何度となく歓声があがりました。



僅か5分間ですが、迫力ある美しいショーでした。
07 アマモ うみの揺りかご
(前略) ここは魚たちの繁殖、産卵の場であったり、小さな生きものの隠れ家であったり、水をきれいにしたり、海中の酸素を補給したりと、生きものが育つために大切な、まさに“うみの揺りかご”なのです。(以下、割愛)

アマモ場の役割 アマモ場を始めとする藻場は、「海のゆりかご」とも呼ばれ、魚やエビ、カニ、イカなどの生息場所や産卵場所となったり、海水中の栄養塩を吸収して水質の悪化を防止したりと、漁場の生物生産や水質浄化に重要な役割を果たすことで知られています。

かくれんぼを楽しむかのように、小さな魚たちが自由に泳いでいます。
08 干潟 育むうみ
一面に砂や泥が堆積し、一見、生きものなどいないと思える干潟。じつは干潟の表面には、珪藻など栄養豊富な微生物が多くいて、それを食べるカニや魚が集まり、またそれを食べる鳥が集まるといった、多くの生きものが育まれる生きものの楽園なのです。(以下割愛)
09 深海 未知のうみ
光がまったく届かない、未知の海、深海。地球上の海の内、200m以深の「深海」は93%も占めています。もちろん三陸にも深海があり、三陸沖の日本海溝は水深約7,300mにもなります。(以下、割愛)
水深7,300mとは!! まさに未知の海ですね。

どちら側が頭か判然としないダイオウグソクムシ。微動だにしません。

2匹のアカドンコ。なんてグロテスク! こちらもじっとしています。
10 うみの杜ラボ
(前略) 宮城県内では魚類で28種、両生類で8種が絶滅危惧種に指定されています。うみの杜ラボでは、シナイモツゴやトウホクサンショウウオなど地域の希少生物の繁殖や、その生育環境の保護に積極的に取り組んでいます。(以下割愛)

広瀬川 海のみなもと 山・里・川 源流から河口まで、すべて仙台市内を流れる広瀬川。広瀬川はもちろん、川は山で培われた栄養を海まで運び、豊かな海を築き上げています。(以下、割愛)
下流域 (前略) 川の流域に多くの広い瀬があることから、広瀬川と名前がついたとも言われていますが、例えば「ネギ洗いの瀬」は、昔、野菜市場に出荷するためのネギなど、野菜を洗うのに適当な瀬であったようです。
この水槽には、広瀬川下流域に生息するコイ・ニゴイが放たれています。

中流域 丘陵地帯を流れる中流部分。仙台の都市部、住宅地を流れていきます。そのため、川と人との関わりも深く、(以下、割愛)
この水槽には、広瀬川中流域に生息するウグイ、オイカワ。傍らの写真と見比べても、そうそう識別はできません。

上流域 海抜1,500mの高さから山間部を流れる上流域。奥新川は、やや高低差のきつい6km程度の峡谷部分です。(以下、割愛)
この水槽には、広瀬川上流域に生息するイワナ、ヤマメ。

順路に【うみの杜スタジアム】が組み込まれています。次の《STADIUM LIVE》開始時刻(11:30)まで15分ほど。

平日午前中とあって、観覧席はまだ空いています。中央、前方の席に座ることにします。

開始時刻となりました。先ずはアシカの芸から。トレーナーさんの肖像権を侵害しない範囲で、写真を掲載します。

バード(種類は失念しました)のパフォーマンスは、体調不良だったかな?でお休み。トレーナーさんが腕に乗せ、観客席をざっと廻って、その雄姿を披露していました。
ライブの花形は4頭のイルカ!! ダイナミックな芸を披露してくれました。水中のどこから、どんなタイミングで飛び出すか、全く予想することができず、水飛沫しか撮影できません。悪しからず…。

20分間のライブがあっという間に終了しました。夏休みに入れば、毎回満席になるのでしょうね。
順路に従って、次のセクションを見学しましょう。時間が押してきたので、サラッとご紹介します。
13 オセアニア
オーストラリアが86%もの陸地を占めるオセアニア。オセアニアの海では独自の海洋文明がそこに暮らす人々によって築かれてきました。大小、数多くの島が存在し、そこに暮らす生きものたちも独自の進化を遂げてきました。(以下、割愛)

14 ヨーロッパ
(前略) 暖流であるメキシコ湾流の影響を受け、同緯度の他地域より温暖です。また、アルプス山脈などを有するものの海まで近く、大河と呼べるような大きな川はありませんが、キャビアで有名なチョウザメのなかまをはじめ、特徴的な淡水の生きものが少なくありません。

何とも表情のある目玉ではありませんか。
15 アフリカ
(前略) 熱帯雨林や砂漠など、様々な環境が存在し、それらの環境に生きものたちは適応して、力強く暮らしています。(以下、割愛)
コツメカワウソ展示開始のお知らせ (前略) コツメカワウソはアフリカに生息しない個体種ですが、ツメナシカワウソと同じ属であるコツメカワウソを飼育展示することにより、今後もカワウソの生態や行動、魅力などをお伝えし続けていきたいと思っています。(以下、割愛)

こちらのコーナーも家族連れに人気。水中に潜った姿を撮影したかったのですが、機敏ゆえ、水面から顔を覗かせたカワウソしか撮影できませんでした。(撮影者がノロマなだけかも😓)
16 アメリカ
2つの大陸がひとつにつながったアメリカ。(中略) 両大陸の生きものたちは、大陸がひとつにつながる前に、それぞれ独自の進化を遂げたため、北アメリカと南アメリカとで、くらしている生きものがまったく違います。

17 アジア
(前略) 日本のように四季がある国から、熱帯雨林や砂漠など、その広さゆえに様々な環境が存在しています。同じように、アジアの海も流氷の浮かぶ海から、熱帯魚が泳ぐさんご礁の海まで様々な環境があり、(以下、割愛)
こちらの水槽には、アオウミガメ、タイマイが飼育展示されています。⇓画像のカメが何れか、私には識別できませんでした。

20 クラゲのいやし
夜空に浮かぶ月のように、海にたゆたうクラゲ。漢字では「海月」と書きます。(以下、割愛)
この神秘的な生態に魅せられ、沢山撮影しました。







展示もこちらでおしまい。ライブ見学も含めた所要時間は約2時間。イワシの群れが繰り広げる《Sparkling of Life》は圧巻。是非、ご覧ください。有料スポットも追加するなら、半日〜1日飽きることなく過ごせると思います。
