会期は2026年5月21日から26日まで。後援は、河北新報社、tbc東北放送、仙台放送、ミヤギテレビ、khb東日本放送、エフエム仙台。

開幕2日目に来館しました。写真撮影可。印象に残った展示品をランダムにご紹介しましょう。
✦濁手柿文壺 26.7cm × 41.7cm

会場入口のガラスケース内に、本展のメイン・ビジュアルが展示されています。柿に施されたこっくりした赤色が味わい深い。この色遣いに、日本画好きの私も忽ち魅了されました。会場を後にする頃には『売約済』マークが付されていました。

照明の映り込みをご容赦ください。淡色で表現されたヘタ・枝が濃色の実を存分に引き立てています。
会場内に、柿文の大皿も展示されています。2色の赤色が真骨頂であることを実感した次第ですが、撮影することを失念しました。
✦濁手苺文花器 21.8cm × 27.5cm

本作も会場入口のガラスケース内に展示されています。仮に、こんな立派な花器に生けるとしたら、どんな花でしょう。

✦濁手竹文水指 18.5cm × 18.0cm

簡素に感じられる図柄ですが、余白の美しさが際立ちます。配色も好ましい。
✦濁手オリーブ文花瓶 27.0cm × 33.0cm

オリーブをモチーフにした陶磁器は初見です。光沢のある黒い実が目を引きます。
✦濁手葡萄文皿 42.2cm × 8.0cm

華やかな配色に目を奪われます。疎・密を描き分けた巧みな構図が見どころかと思います。

繰り返し登場する「濁手」とは何ぞ? 解説が掲示されていたので、一部引用します。
濁手 柿右衛門の色絵の魅力を最も良く支える素地として、濁手は創り出されました。素地の呼称であると同時に、現在 柿右衛門窯では最上質の色絵磁器を『濁手』と呼びます。名の由来は、柔らかく温かみのある乳白色から 佐賀地方の方言で米のとぎ汁を指す『濁』を充てたものとされますが、後世になってついた可能性が高く、江戸時代の文書史料に『濁手』の表記は見当たりません。(中略) 1971年、その作陶技術は国の重要無形文化財の総合指定を受けています。

✦濁手葡萄文瓶 27.2cm × 28.2cm

来館者に対応していた男性から「赤色が特徴的」と説明を受けました。なるほど、本作などを拝見すると、赤の発色が最も美しいように感じられます。
✦濁手椿文花瓶 26.5cm × 32.7cm

赤い花をモチーフにするなら『椿』は外せませんね。本作は意図的に、赤・青・緑色を等分に配したように見受けられました。

✦濁手苺文皿 31.0cm × 4.5cm

10角皿があるのですね。8角皿は見掛けますが…。赤色で縁取られた図柄が可愛らしい。
✦濁手薔薇文瓶 22.5cm × 23.0cm

薔薇をモチーフにした陶磁器も初見。連なる花弁を濃淡で巧みに表現しています。


✦濁手松文花瓶 13.7cm × 25.3cm

日本画を思わせるこの余白は好ましく感じられます。緑色で描かれた松葉の線も美しい。
✦濁手ミヤマキリシマ文皿 39.6cm × 6.8cm

洋室にも馴染みそうな図柄・配色です。「ミヤマキリシマ」をネット検索。画像で見た限り、花弁はピンク色でした。
✦濁手藤文壺 30.8cm × 43.3cm

藤の花を赤色で表現しているのですね。縦長のフォルムに垂れ下がる藤は、非常に収まりの良いモティーフかと思います。
✦濁手向日葵文花器 14.8cm × 31.5cm
✦濁手松文花器 15.0cm×31.5cm

造形もサイズもほぼ同じ。当初は一対で制作されたものでしょうか。価格は個々に付されています。

✦濁手向日葵文皿 31.0cm × 4.6cm

本作も10角皿ですね。先にご紹介した《濁手苺文皿》とほぼ同サイズになります。
✦濁手薔薇文花器 15.0cm × 31.5cm

薔薇をモティーフにした作品は華やか。上部の余白は、枝を上へ伸ばしていく薔薇の生命力を感じさせます。
✦濁手苺文花器 21.8cm × 27.5cm

本作のように、全体を淡い色調で表現した作品は意外に少ないように思いました。
✦濁手紅葉文香炉 幅12.3cm × 奥行8.0cm × 高さ8.8cm

型抜きデザイン、つまみ部分のデザインが素敵。さりげなく施された紅葉文の加減も良い感じです。売約済。
ここまでご紹介した展示品18点の価格は何れも7桁。一対になる物もありますが、両方購入すると、小振りでも結構な金額になってしまいます(-_-;)

残念ながら5桁の価格帯の展示品はありません。6桁の価格帯の展示品を3点ご紹介しましょう。
♤濁手苺文半酒器

使い途が実用的なだけに、数百万円の壺を所有するより、ある意味贅沢かも…。酔っ払って割ったら大変!! これは酔えませんね。
♤濁手ミヤマキリシマ文香炉 11.0cm × 12.0cm
♤濁手梅花文香炉 (ピンボケになってサイズ不明)

ほぼ同サイズ。どちらも赤色が映えます。本展では他に見掛けなかった梅花文も素敵。
購買に繋がらない来館者ですが、枯れ木も山の賑わいということで?じっくり拝見しました。観覧時間の目安は30分です。当ブログが目に触れる頃、季節が巡っている可能性大ですが、目の保養になりますので、どうぞ画像だけでもご覧ください。
