JR仙台駅を起点にするなら、西口バスプールから【宮城交通バス】を利用しましょう。7番・12番乗り場より『仙台南ニュータウン』行に乗車するか、8番乗り場から『秋保温泉』行に乗車します。本数が少ないので要注意!! 私は前日、乗り場へ出向き、時刻表を撮影しました。
40分ほどバスに揺られ『山田・太白消防署前』停留所で下車します。運賃は560円。5分ほど歩くと、縄文の森第二駐車場が視界に入ってきました。建物左側に通路が設けられています。

この長い通路を抜けると、ガランとしたエントランスがあり、その先に広大な草原が拡がっています。

ガイダンス施設の内部を覗き込むと、こじんまりとした公民館、という印象。

入館しましょう。展示室の入館料は一般200円、高校生150円、小・中学生100円。私は過日《地底の森ミュージアム》を訪問した折に購入した共通入場券を受付で提示しました。
原則的に写真撮影することができます。印象に残った展示物をざっとご紹介しましょう。尚、緑色の文字で表記した箇所は、会場内の解説より一部引用しました。
展示室1

この遺跡からは、竪穴式住居38軒、貯蔵穴60個、落とし穴19基、埋設土器5基のほか、粘土を採掘した穴、土器を焼いた穴などが発見されました。多数の遺構が重なりあっていることから、全てが同時にしたものではなく、数軒ずつ何世代かにわたって生活した痕跡であると考えられます。(以下、割愛)
縄文時代、落とし穴にどんな用途があったのか。詳述しているサイトのリンクを貼っておきます⇓
狩猟の手段として活用された落とし穴がどの程度有効だったのかは分かりませんが、闘わずに獲物を得られる最良の方法だった訳ですよね。
住まいの跡の発掘
縄文人の住まいは、地面を円形に掘りくぼめて平らな床をつくり、その上に柱を立て、屋根を葺いた竪穴住居です。(以下、割愛)

貯蔵穴の発掘
入口が狭く、底が広い、理科の実験で使うフラスコに似た形をしていることからフラスコ状 土坑と呼ばれています。食料となるドングリ・トチ・クリなどの木の実やクズ・ヤマイモなどの根茎類などを冬の間、凍結させずに保存するために使われました。(以下、割愛)

縄文時代、冬を越す保存食として、木の実・根茎類が重宝されていたのですね。男は狩猟、女は採集という明確な役割分担もあったのでしょうか。
地層で見る2万年前
これは遺跡で地層をはぎとってきたものです。(以下、割愛)

縄文時代の遺構が見つかる地面よりさらに下の地層から、後期旧石器時代の石器が出土しています。出土した石器は約400点です。出土したナイフ形石器と呼ばれる石器の特徴や地層の年代測定の結果などから約2万年前の石器ということがわかりました。(以下、割愛)
たまにテレビ番組で、地層の年代測定に携わる研究者を拝見しますが、この難解なテーマに取組む地道な研究に頭が下がります。
土器を焼いた穴の発掘
壁や床面が焼けていることから土器を焼いていた穴とわかりました。焼けた粘土の中から赤く変色した土器が見つかりました。(以下、割愛)

山田上ノ台遺跡から出土した縄文土器

触れれば届きそうな距離に展示されています。勿論、触ることはできません。

展示室2


下ノ内遺跡
下ノ内遺跡は、仙台市太白区にある縄文時代から近世にかけての複合遺跡です。(中略) 1981年に仙台市教育委員会が地下鉄建設に先立って行った調査で、縄文時代中期から晩期にかけての土器・石器、複式炉がある竪穴住居跡や床に石を敷き詰めた敷石住居などが発見されました。(以下、割愛)

第6次調査(1999年〜2003年)では、粘土紐を貼り付けた渦巻き状の文様や、土器の下半分に縄を転がした文様が施されている土器が多く発見されました。(以下、割愛)

縄文土器は無骨ながら、人の手の温もりを感じる風合いがあります。
ガラス貼りの半地下に、縄文時代の住居が再現されています。

親子3人で暮らすには充分な広さですね。

獲物を炉の上に吊るし、燻して保存性を高めたのですね。

炉を囲んでできる仕事をしつつ、長い夜や寒い冬をやり過ごしたのでしょうね。
児童の賑やかな声が展示室まで届いていました。展示室を退出して廊下を進むと、体験活動室で彼らが何かを作っている様子。パンフを拝見すると、縄文土器づくり・勾玉づくり・石器づくり等、沢山の体験活動メニューが組まれているようです。
見学してきた経路を振り返って撮影。

反対側の階段を上がると、展望台へ出ることができます。

復元住居の模型が展示されています。


眼下に拡がる景色に癒されます。


ガイダンス施設を後にして、復元住居を見に行きましょう。

一軒目の復元住居が見えてきました。

廻り込むと、出入口があります。

屈まないと頭をぶつけそうですが、中に入ってみましょう。

足を踏み入れた刹那は薄暗く感じますが、反対側上部に明かり取り・煙出しのための天窓が設けられています。

内部は、丈夫そうな柱に支えられています。

二軒目の復元住居は「くん蒸中」の標示。外観だけ見学して通過。

三軒目の復元住居前に来ました。一軒目を振り返りましょう。



一軒目と異なり、明かり取りのための天窓は見当たりません。上部の僅かな隙間から煙を逃がしていたのでしょうか。


見学に要する時間は30〜40分。周辺に他の見学スポットがないため、縄文時代に興味のある方向けのスポットとなります。
繰り返しになりますが、バスの本数が少ないので、バス停に降り立ったタイミングで道路を渡り、帰りの時刻表を確認しておきましょう。
